映画『リトル★ニッキー』 感想 ネタバレあり
◎この映画の情報
公開日:2000年
邦題:リトル★ニッキー
英題:Little Nicky
監督:スティーブン・ブリル
ジャンル:コメディ・ロマンス
◎あらすじ
魔王(サタン)を父にもつ、3人兄弟の末っ子ニッキー。
新世界の王座をもくろみ兄達は地獄から人間界へと逃亡。
その影響で慕っている父の身体が急変し生死を左右する状況に。
父を救うためにニッキーは立ち上がる。
◎感想
主人公のニッキーは優しくて気弱で温かみのあるとても素敵な人です。
地獄では中々馴染めずに部屋でヘヴィメタルにノリノリと浸っています。
父に「プレイリストが完成するんだ✨今度聞いてよ✨」と話すシーンは
些細ですが平和なやり取りに思わず微笑みます。
そんなニッキーを悪賢い兄エイドリアンと筋肉バカの兄カシウスらは悪ノリでいつもいじめます。
特に筋肉バカの方はニッキーの顔面をシャベルで殴って顔を歪ませたらしい、、、。
ラリアットをかましたくなりましたが、父がお灸を据えていたのでスカッとしました。
そして突然の問題発生、次の魔王の座を狙ってる兄貴たちは人間界に地獄を
作ってしまおうと勝手に人間界へ行ってしまいます。
その影響を受け魔王の力は弱まり、身体がどんどん消滅していきます。
兄貴たちの仕業により人間界は地獄絵図に近付いていきます。
1週間以内に兄貴達を同時に連れて帰る任務は末っ子のニッキーに託されます。
初めての人間界では沢山の苦労を体験し、何度も何度も不慣れすぎて不器用に死んでは地獄に戻り、人間界へまた戻るを繰り返しが続きます。
人間界を歩いて、食べて、話して、慣れてきて
喋る犬、メガネをかけたルームメイト、悪魔崇拝の域を超えてる男2人、大切な品物を取り返してくれた女の子、それぞれにひとクセありまくりの人達にニッキーは出会い、賑やかな時間を過ごします。
教わったり、助けられたりする中で友情や恋、死、睡眠など地獄では味わえなかった初めてを体験していきます。
ニッキー、私もその気持ち分かるぞ、嬉しいぞ!!って思う良いシーンが満載です。
中でもニッキーをスリから助けてくれた女の子、ヴァレリーとのシーンは微笑みポイントで溢れています。
2人がジェラートを食べるシーンでニッキーがヴァレリーの香水に惹かれ
『君っていい匂いだね』と言い手首(香水をつけた場所)をペロリと舐めます。
そして『これより甘い(ジェラートよりも)』と言います。
そしてそして更に!『ヴァレリー 僕のお腹の中でチョウが飛び回ってる』と伝えます。
ニッキーの言葉のセンスがすごく可愛らしく、ヴァレリーも理解を示すこのシーンが平和でよきよきです♪
良い時間を過ごす中、兄貴達の人間界を地獄にしよう計画は着々と進行しており
市長や司祭になりすまし人々を地獄絵図へと洗脳していきます。
2人を連れて帰る為にニッキーは奮闘し筋肉バカな兄カシウスは派手なバスケ対決を経て捉えることに成功!
残るは冷酷で賢い兄エイドリアンとの一騎討ち。
仲間達と一緒に畳みかけようと試みましたがあと少しの所で失敗。
ヴァレリーを守る為にかばって死んだニッキーは1度、天国に行きます。
いつもなら帰る場所は地獄ですが、この時は天国です。
罪悪を忘れるぐらいの白く眩しく一面、花でチョウが舞う天国。
そこにはずっと見守ってくれていたニッキーの母が充実感満載で歓迎。
束の間の会話を楽しみ、謎の光る玉と虹色パワーを受け取りニッキーは戦いに再び人間界へ戻ります。
ニッキーの虹色パワーとエイドリアンの地獄パワーの面白バトルが白熱。
最終的に光る玉からオジー・オズボーンが出現しエイドリアンを捉えることに成功!
魔王の身体も地獄も元に戻りハッピーエンド!👏
クエンティン・タランティーノやオジー・オズボーンなど有名な方々が強烈な役で出演する点もお見逃しなく!
健気な主人公と個性的なキャラクター達に癒し笑わせること間違いなし!
気になる方はぜひ、観てみてください!^^