映画『ムーラン・ルージュ』 感想
◎この映画の情報
制作日:2001年5月9日
邦題:ムーラン・ルージュ
英題:Moulin Rouge
監督:バズ・ラーマン
ジャンル:ミュージカル、ラブロマンス
◎あらすじ
パリで自由を求め純粋無垢な心で愛を夢見る小説家志望のクリスチャン。
キャバレー、ムーラン・ルージュという名の籠の中で自由を渇望しながらも女優を志しているサティーン。
そんな2人が描く行く末とは・・・。
◎感想
豪華絢爛、万華鏡の様な煌びやかさと突き付ける目まぐるしさと絶望感を華麗にまぜる、私の大好きなバズ・ラーマン監督の作品です。
ユアン・マクレガー演じるクリスチャン、ニコール・キッドマンが演じるサティーン
この2人が歌うシーンは最高に素敵です。
特に『Sparkling Diamonds』と『Your song』のシーンは歌の始りから終わりまで
うっとり見惚れるほどの熱い視線に目が逸らせません。
クリスチャンは自由と愛に満ち溢れる目がキラッキラに輝いていて笑顔が素敵な好青年。
サティーンはシャンデリアのように見える反面、愛や平穏への鋭い渇望を秘めてる女性。
この2人が想いを目に宿す演技とロマンチックな雰囲気が見事に混ざり合っています。
最後は悲しい終わりではありますが、そこもまたこの作品が好きな理由の1つです。
ドタバタでスピード感のある話の急展開ぶりや衣装や美術、世界観からも
よりバズ・ラーマン色を感じる事でしょう。
当時の撮影秘話になりますが実はこのクリスチャン役には他にも候補者がいて
ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホールが候補に上がっていました。
年齢や歌声などの様々な理由でユアン・マクレガーが選ばれ、ニコール・キッドマンとの見事なハーモニーを観せてくれました。
個人的にはヒース・レジャー演じるクリスチャンだったらまた違う良い色が混ざっていたのかなと思いました。
私はこの映画でエルトンジョンの大ヒット曲『Your song』を知りました。
甘く穏やかなラブソングで普段聴くプレイリストの中にはエルトンジョン、ムーラン・ルージュVer、レディー・ガガverの3つのバージョンを入れるぐらいの大好きな曲に出会えました。
そしてバスラーマンの素敵な演出にも魅了され、色んな好きが増える機会をくれた良作です。
気になった方は良かったらぜひ、観てみてください👍